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はじまりは美大生になったこと

まさか自分が本当にギャラリーカフェをはじめるなんて、いちばんビックリしているのはきっとわたしなのかも。

はじまりは2013年春。会社の仕事に押しつぶされそうになっていて、毎日毎日、泣きながら早朝の満員電車に乗る日々。自分が何のために働いているのかも、何がしたいのか、何が好きなのかもわからなくなり、何のために生きてるの?と自問自答していた頃、このままでは気が狂う!と思って、とりあえず、昔、好きだったことをやってみよう!そうだ、わたし、美大生になりたかったんだ!それを実現しよう、そう思って入学説明会に行ってみた。そこで大学の先生が、「アートは芸術家のものではなく、みんなのもので、そしてそれは人を幸せにするためにあるのです」とそんなようなことをおっしゃった。わたしはこれにやられてしまったのだ、何だ、わたしもアートやってもいいんだ!そしてそれは人を幸せにできるなんて素敵。

そしてわたしは入学を決めた。今思えばそれが始まりだったのかも。

「カフェをやりたい」は会社を辞めたいわたしのうわ言のようなものだったのに、そしてその時はまだうわ言だった。最初は会社に行きながら事前課題を金曜日の夜中にやって土日のスクーリングに出席していたけど、その後は悩みながらも会社を辞めて3年で大学を卒業。しばらくはイラストレーターとして活動してみよう!そう思ってコンペに応募したり、知人のカフェのショップカードやポストカードを制作や、友達のお店の看板デザイン、グループ展に参加したり、そんなことをする中で、再就職も考えて履歴書を書いたりもしてみた。でもどうしても履歴書に書く志望動機がうまく書けない。本当はそんな仕事したいと思っていないのに、いかにも御社の仕事に興味があるようなこと書くのが苦痛だった。わたしはこんなことしたいんじゃないんだなぁという気持ちがどんどん強くなり、いつしか創業セミナーに必死で通っていた。ギャラリーカフェを始めるために。ギャラリーカフェを始めることを考えるとワクワクした。カフェなんて大変そうだし、商才ないし、食べていけなさそうだし、自分でやるのなんてめんどくさいし・・・ずっとそう思っていたのに、ワクワクしてきた!

そして今年の夏前に履歴書を書くのをあっさりやめるとギャラリーでのバイトが決まり、さらに創業セミナーでさまざまな人たちとの出会いがあり、店舗物件が見つかったのだ。

無事に契約できるのかドキドキ。

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