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暑すぎる夏

6月の梅雨明けに始まり、いきなり猛暑となった2018年夏。

西日本では経験したことのない量の大雨が降ったり、先週末も統計史上初となる東から西に逆行する台風が来たり。最高気温は更新するわ、経験したことないことが早くも次々と起っている夏です。

わたしもギャラリーカフェを始めてはじめての夏なわけで、これまでの経験値が全く通用しない日々に右往左往しておりますが、最近、ちょっと開き直って、しょーがない!今までやったことなかったし!とあまりクヨクヨドキドキしないようになってきました(笑)。

でも、こうしている間にも確実に経験を積んでいるはずなので、ちゃんと自分の経験として活かせるようにならないと、と気を引き締めたいところです。

そんな今月は信州は南木曽の木地師の里の田上民芸さんの工芸品で木の温もり満点の軽くて持ちやすく壊れにくく、傷も付きにくい、さらに見た目は輝く星のような金色のため塗りの器を展示しました。

南木曽の田上さんは友人が偶然、青山スクエアで開催されていた南木曽の工芸品の展示で出会った木地師で匠の伝統工芸士さんです。

南木曽で工芸品作っているから遊びにおいでと言われた伝統工芸に興味のある友人にいい温泉もあるから一緒に行かない?と誘われて、温泉目当てに一緒に遊びに行ったのがきっかけとなり田上さんと知り合うことになりました。

友人とわたしはその後、この温泉と南木曽が気に入り、3年間ぐらい毎年のようにこの温泉と田上民芸に寄り道して帰るを繰り返していました。

田上さんはご夫婦で田上民芸を切り盛りされており、御年約80歳の田上さんは朝の3時から黙々とその技が匠として認定されているため塗りで漆を塗る作業をこなし、奥様がお店をされている2人3脚のご夫婦。この田上夫妻がまた本当に良い方達で、私たちが行くと、季節の果物を出してくれたり、伝統工芸に興味のある友人とついでにわたしにも工房や作業場を丁寧に見せてくれて作業工程も見学させてくれたりしてくださいました。

そんなご縁で今回ギャラリーカフェを始めたわたしに本当に快く、その輝く器たちをポンと展示用に貸し出してくださいました。

あいにくの連日の猛暑でお店を訪れてくださる方は多くななかったのですが、ふと立ち寄られた方たちが吸い寄せられるようにその器を手に取り、決して安価なものではないのに、お買い上げしてくださいました。

友人が譲り受けてくれた三鷹の天文台付近の黒竹を七夕飾りにして一緒に展示するとそこはまるで南木曽の森のようでした。

涼しげな森のような空間での展示に自分自身が一番癒されていました(笑)

そして現在は同じ大学を今年卒業した同窓会3人展「羽風 ~hakaze~ 」を

展示中です。

暑すぎる夏に「涼」をテーマにした生きものたちのイラストレーションはいきもの愛に溢れた優しい雰囲気に包まれています。

きのう、3人展の中の一人の作家さんのお友達が展示を見にきてくださり、自分も京都造形に入学しようか検討しているところだけど、通信教育で絵や美術を学ぶことに色々な不安を感じているとおっしゃっていました。

わたし自身の個人的な経験を語ることしかできませんでしたが、わたし自身は年齢も背景も職業も全然違う様々な人たちと「絵を描くこと」、「課題」などを通していろんな話ができたり繋がることができたので、とても有意義で楽しかったと力説してしまったところでした。

やりたいと思ったことをやることは勇気がいるし、そこでやらないと永遠にその機会を逃してしまうこともあるわけで、何が正解なんて誰にもわからないから難しいなぁと思いつつ、それをやってどれだけ大変かを考えるのではなくどれだけ楽しいと思えるかを基準にするのがいいのかなぁと思う今日この頃です。

そんなわけで、まだまだ楽しんで頑張っていきます!

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