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小さい秋

もうすぐ10月になろうとしているというのに、今日もまだまだ相当暑い。

でも日はどんどん短くなって午後5時を過ぎると相当暗くなってきたり、暑いと言っても空気は爽やかだったり、雲は高く白く空にかかっていたり、虫の声が聞こえてきたり。

夏服はまだ活躍中だけど、秋を意識している今日この頃。

夏の暑さに負けてはいけない、体調維持がもっとも重要な任務だ!と思うあまり、食欲の赴くままによく食べて、疲れてはいけないとさっさと寝る毎日を送り、ひたすら自分を甘やかした結果、相当減っていたはずの体重があっという間にDoodleオープン前と同じに戻ってしまい、どうも身体が重いわけだと焦ってもあとの祭り。増えた体重は全然あっという間には戻らないのだ。なんで?笑

それなのに無情にも食欲の秋。これからどんどん美味しいものが目白押し。性懲りも無くたくさん食べられる胃腸に憧れてしまうのです。

でも、芸術の秋も忘れてはいません。

今月はDoodle初めての銅版画ワークショップが開催されました✨

講師はイタリアはフィレンツェの版画学校を卒業されてイタリアを中心に海外でも活躍されているYuta Cabezonさん。いつも暑い中、大汗をかきながらDoodleを訪ねてくれてArtist File Boxにも作品を置いてくださっています。

Yuta Cabeonさんの銅版画は銅版画でも色々な技法をミックスして制作されているということで、教えていただいた銅版画も今回はドライポイントと腐食液も使ったりもして、とても本格的でした。わたしにとっても初めてで憧れの銅版画体験はYuta Cabezonさんの丁寧で熱心な教え方とフォローアップで無事に完成しました!

銅版画は版を作るのは手間がかかるし大変だけど、刷るのはそんなに大変ではなく、どんどん同じものが刷れてお得だ!と思っていたけど、それは大間違いでした。

どの部分をどう見せたいかを刷るたびにインクの量、インクを拭き取る加減を調整して、結果を確かめて、また考えて刷り上げるを繰り返すのはもうそれだけでかなり大変。

お手軽に同じ作品がたくさんできると思っていたわたしは銅版画の奥深さをようやく知ることができました。

参加者のみなさんも作品もとても素敵でとても楽しく本格的なワークショップになりました。

Yuta Cabezonさんは11月にフィレンツェで個展を開催されます。なので、次回の銅版画ワークショップはそのあとまた日程を決定する予定になってますので、ご興味のある方は是非ご参加くださいませ。

そして展示はDa raccanaさんのミニ額縁を使ってそれぞれの作家さんが作品に仕上げてくださった「小さき世界へ」展と京都造形芸術大学を今年卒業された11人のみなさんによる「パプリカ展」。

小さな額縁たちの作品はアイディア満載で、それぞれの個性が光る小さいからこそ表現できる世界ばかりでとても楽しかったです。小さい作品は気軽に飾れて素敵だなぁと改めて認識しました。

パプリカ展は課題から解き放たれて創作することを思いっきり楽しんでいるのがひしひしと伝わってきて、見ていると楽しい気分になって元気になります。

個性もまったく違う11人の作品たちは野菜がテーマで見るだけで思いっきりビタミンチャージできるグループ展です。

芸術の秋を迎えて、レンタルギャラリーとしてのDoodleの願いはただひとつ。どうぞ思いっきり制作活動と展示を楽しんでもっともっとアートを身近にみんなに感じてもらえたらなぁと思う秋です。

着彩はデジタルです

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